「良い流行」と「ただの流行」この二つは何が違うのだろうか。
一時の流行がいつの間にか消え去り、次の流行へと新陳代謝を繰り返す。
建築でも長い歴史の中で、この新陳代謝はいろいろとある。
私が考える「良い流行」とは、いつまでも残されるか、忘れ去られてもまた蘇る。
すなわちリバイバルが本物:ホンモノの流行の決め手だと思う。
それに対して、リバイバルがないのが「ただの流行」だ。
では、建築のリバイバルには?
例えば、自然素材がある。土壁、無垢の木、石、銅板などなど。
近年の自然素材への関心の高まりは、無機質な新建材の味気なさへの民衆の反逆ではなかろうか。
かく言う私もその一人だったりする。
これからも、おそらく一生涯、建築を通して良い流行、すなわちホンモノを見極める目を磨いていきたいと思う。
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