Gazzola賞をご存知でしょうか。
文化財の分野における世界的に権威のある賞のようです。日本ではこれまで1987年に、関野克博士が受賞され、3年に一度、文化財保存の分野において世界で功績のある方が受賞される文化財のノーベル賞とも言われているそうです。このたび、日本イコモスの顧問で文化功労者の伊藤延男博士が世界で11人目の受賞をされました。伊藤先生は、それまで「組石造建築」の欧米研究者が中心となり築き上げてきた世界遺産条約や保存の考え方に、新たに木の文化の長い伝統をもつ「木造建築」の価値を国際基準として盛り込むことにご尽力されました。伊藤先生には現在、畏れ多くも寺院研究でのアドバイスをいただいております。本当に、おめでとうございます。
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