12月7日(日)の午後は「文化遺産を未来につなぐ森づくりの為の有識者会議」主催のシンポジウムが龍谷大学大宮学舍で行われ、メンバーの一員として参加させていただいた。会が2002年5月に発足してから7年目にしてようやく、22の林業家や企業の方が、国宝や重要文化財などの建物の改修に使われる大径木を育てる森づくりの会の主旨に賛同され、山の一部を登録し、文化財のための材料、すなわち「文化材」が長期間、残されることとなった。
この大きな一歩に貢献された方には、税制上の優遇など特別のメリットはないだけに、表彰状には想いが込められた。この表彰状は京都仏教会理事長の有馬(相国寺)管長が筆をふるわれ、表彰式では有馬管長と、法隆寺の大野管長が表彰をされた。これがきっかけとなり、文化としての森が日本の多くの山で継承されることを期待している。
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