9月27日から29日までの3日間、日本での初めての開催となる世界建築家連合(UIA)による会議が東京国際フォーラムをメイン会場として行なわれました。 3年毎に開催され、今回は24回目のようです。
開会式には天皇皇后両陛下も出席され、世界中から建築家が集まる中、「DESIGN2050」をテーマに40年後の未来を見据えて、我々建築家がどのような行動を起こすかについて様々な議論が行なわれました。
3.11の大震災、その後の原発事故があり、東京での開催が危ぶまれた時期もあったようですが、災害を克服し、新しい未来を切り開いていくことが世界中の建築家に期待される使命でもある為、東京での開催の意義がより深まりました。過去から学び、それらの経験を将来に生かす。そして、世界中がその知恵を共有する。災害に強い社会を構築する為には時間がかかり、また、息の長い話になることは間違いないです。ITによる情報革命によって世界の距離が近づいている現代だからこそ、災害に強い社会を構築するための様々な試みを蓄積し、検証し、そして共有していくことも重要であると感じました。
合わせて、1万人の建築家による展覧会がネット上で開催されています。私も1万人の1人として出展しています。