5月1日から東京都が募集を始めたマイ・ツリー、わたしの木の企画に賛同し、早速応募した。石原都知事が都議会で発案したらしいが、10年間で東京の緑を倍増するという壮大な計画だ。
ロンドンなどでは街を歩いていると、1ブロックが緑豊かな公園(パブリックガーデン)になっているのを良く見かけ、犬の散歩、読書、ガーデニングの鑑賞など様々に利用されている。イギリスに比べて公園が文化として育っていないからだと思うが、残念ながら日本では何となく近寄りにくい雰囲気の(児童)公園を目にすることもある。
今回の「マイ・ツリー」募集は、街路樹にメッセージ(20文字以内)をプレートにして添え、樹木を寄付(中木で1万円)するというアイデアで、緑に溢れた都市の未来を予感させる素晴らしい企画だと思う。私は、「未来の世代へ樹木を!世界に誇れる東京へ!」というメッセージを添え「ハクモクレン」を希望してみた。いつの日か、緑に溢れた東京を世界に自慢ができる日を夢見て。
東京都にはできれば、10年間と言わず、次の10年も、また次の。。。と世代を超えて継続してもらえることを期待している。樹木はないよりあった方が良い訳だが、問題は5年後、10年後と大きく成長した後の管理だ。その時に今度は邪魔だからと言って、簡単に伐採してしまうことがないよう、長期的に計画することが重要だと思う。
木を育て、成長を楽しみにする意識が多くの人の心に根付いた時に初めて、文化としての緑が育つような気がする。
「マイ・ツリー」に関心のある方は、下記へアクセスしてみてください。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kouen/my_tree/index.html